Mamiko Kasai Photographs

2014年11月26日水曜日

「エゾ鹿猟」再掲載にあたって


ブログを新設しました。
2012年12月~2013年1月に撮影し2013年、電子雑誌に掲載した「エゾ鹿猟」の
写真と文をこちらに再掲載します。

 

再掲載にあたって

エゾシカの歴史

 

北海道では縄文時代から開拓以前までエゾシカと共生関係を維持してきた。

それが崩れていったのは明治期に始まる。政府は開拓資金調達のためにエゾシカを大量に乱獲。毛皮や角を輸出して外貨を稼いだ。記録的な豪雪も追い打ちとなりエゾシカは絶滅寸前に。その後、禁猟と乱獲が繰り返された。

ここ30年間ではエゾ鹿が急増。その理由として、天敵であったオオカミの絶滅、越冬場所となる植林地と餌場となる農耕地の拡大、ハンター数の減少、暖冬傾向で越冬地の積雪量減少による生存率の高さ、などがあげられている。

平成25年度の推定生息数は道内全体で約56万頭。年間農林業被害額は約50億円。生態系の破壊や交通事故も多発し社会問題とされている。
 
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ただ個体数管理のために駆除して捨ててしまうのはあまりにもいたたまれないと思い続けていた。
年間捕獲数は約10万頭。その内、食肉としての処理頭数は1割程度にとどまり、残りはほとんど廃棄となっている。
自然の恵みである資源をもっと有効活用する意識が日常的に高まっていかないだろうかと思う。

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猟に同行しあらためて思うこと


自分は毎日どれだけの命に支えられて生きているだろう
狩猟者が仕留める狩猟動物も、食料品店で購入するパックの魚や肉も、飲食店で提供される食材も、野菜も全て同じように命に変わりない。
狩猟を通していかに自分の生は他の生き物に支えられているだろうかと、そこにどれだけ感謝の念をもって一時一時を過ごしているだろうかと自らに問わざるを得ない。

 



 

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